補綴構造設計士・歯科技工士川島 哲の世界
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Vol.31
発行人:尾形 和哉
事務局:安田 栄年
編集人:杉本 雄二
新年のご挨拶 キャストパーシャルデンチャーの構造設計と口腔内の調和 年男、今年の抱負を語る CPI学術大会IN金沢
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学校における歯・口の健康づくり

会員 渡辺 明

 新しい時代に向けての学校歯科保険は、従来のむし歯など疾病志向の保険管理を中心にした活動から、「食生活などの生活習慣の確立」「咀嚼など口腔機能の育成」「安全教育」「スポーツ歯学」など、幅広い領域についての歯・口の健康教育を重視するようになりました。
 現に、この10年むし歯は減少傾向にある。
 しかし、独立行政法人日本スポーツ振興センターからの報告では、学校管理下でのケガにおいて「口のケガ」が毎年トップになっている。その多くが体育の授業中やクラブ活動中に起こっている。
 そこで、これからの学校歯科保険活動の新たなアプローチとして歯・口の外傷予防になる「マウスガード」の推進が不可欠になるのではないだろうか?歯・口の外傷は自然治癒を期待できず、特に歯の破折や脱臼は人工修復によって、外傷前の状態に回復させることになる。また、受傷したことによって発音障害、咀嚼障害、審美的な問題も残す場合もあり、身体的なケアとともに精神面への配慮も必要になってくるだろう。その有効的予防策であるマウスガードの使用によって、外傷から身体を守ることだけではなく、事故発生予防策にも目を向けるきっかけになれば良いと思う。健康の保持、増進のためには保健面だけでなく、安全面への配慮も必要になるだろう。
 学校では「被害者にならないための教育」「加害者にならないための教育」が進められているが、歯・口の外傷予防を通して安全意識への向上も重要な課題ではないだろうか。



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