補綴構造設計士・歯科技工士川島 哲の世界
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発行人:尾形 和哉
事務局:安田 栄年
編集人:杉本 雄二
CPI学術大会 in 大宮
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砂浜

CPI学術大会 in 大宮

会員 久保田 邦彦

2006年9月23日、大宮ソニックシティに50余名の参加者を集めCPI学術大会が開催された。講師には横浜市にて開業されている植松厚夫先生と、昨年に引き続きフリーの歯科衛生士、土屋和子先生をお迎えし『ベストパートナーシップ』というタイトルで、 ケーススタディを交えながらチーム歯科医療の実際を講演していただいた。
今回の講演の特徴として、時間を区切ってお二方がそれぞれ講演をするということではなく、臨床のケースを追いながらリレー形式で講演するという斬新なスタイルを取っており、 そのことで臨床の流れがつかみやすく理解を深めるのに役立っていたように思われる。

講演終了後フリートークの時間があり、そこで植松先生から『技工士はもっと勉強しなければいけない』との指摘を受けたが、まさにその通りで非常に耳が痛いことであった。 近年の技工士の減少を受け、その責任を低賃金長時間労働や保険制度の不備に転嫁する傾向にあるように思われるが、『勉強不足とプロ意識の欠如』が大きな原因となっているのではないだろうか。 今回の参加者の中で、自費の仕事のみで生計を立てている参加者も居られたかと思うが、現実問題としては保険技工が大きな割合を占めていると思われる。

自分を含めた世の技工士に保険技工を軽視する気持ちが少しでもあったとしたなら、それこそがプロ意識の欠如であり、自らを苦しめている要因に他ならないのではないだろうか。 プロの仕事として自覚と自信が持てれば、価格崩壊も防げるであろうし技工士の存在がスペシャルなものとして認知されていくのではないだろうか。

歯科医療の現場は日々刻々と変化しており、その潮流に乗れるかどうかはそれぞれの意識に委ねられている。歯科技工の『プロ』として自ら襟を正さなくてはいけないと痛感させられたひと時であった。

さて、講演が終わった後は恒例の懇親会に場所を移し、アルコールを酌み交わしながらの楽しい時間がやってきた。日ごろなかなか会えない仲間たちとの近況報告や、趣味、遊びの話。 ざわめく会場内はところどころ話の輪が出来始め、乾杯の合図も待たずに大盛り上がりであった。
今回出席された方の中には技工士学校の専攻科の学生や、植松先生のもとで研修医をしておられる先生方が居られ、その先生の歯科技工に対しての真摯な姿勢に触れることが出来た。 このような先生が居られる限り、この業界の未来は決して暗いものではないのだと改めて感じることが出来た。
懇親会1次会の後はそれぞれに会場を後にしたのだが、その足がまっすぐ駅へ向いたのかどうかは定かではない…。

いまさらながらCPIメンバーのパワーには驚かされる。もっとも、夜も更け行くほどに盛り上がるパワーは、哀しいかな歯科技工士の性なのかもしれない。

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